ニュース

【エデュケーションラボ】「外国につながる子どもたち」をテーマに開催しました。

第6回となるCFFエデュケーションラボが3月末に開催されました。

今回は、公立小中学校の日本語教室で「外国につながる子どもたち*」や保護者と関わってきたスタッフによるきっかけトークを踏まえて、「子どもにとって本当の幸せとは何だろう?」という問いについて、参加者全員で語り合いました。

*外国につながる子どもたちとは
外国籍に限らず、外国に何かしらのルーツを持つ子ども。日本国籍の子もいれば、日本語が母語である子もおり、”外国人”と一括りに出来ない。

参加者同士で話し合いを行い、次のような意見や感想が出てきました。

◆子どもにとって本当の幸せとは何だろう?◆
・子どもが「ここにいていいんだ」と思えること。
(日本語を習得することは大切であるが、ゴールではないのではないか)
・大人が決めるものでなく、子どもが見つけていくもの。(大人は一緒に探していく)

問いを深めていくなかでこんな声も...

・他の人と違うことが輝くような仕掛けを教師ができるといいのだろうが、個に応じて対応する余裕がない場面が現場では多い。
・大人は”将来”を見据えて幸せを考えるが、子どもは”今”を見ている。
(ex.「高校に行かないと大変なことになる」などと大人が必死になっていても、子どもにとっては”今”その必要性(=高校にいくことが幸せか)が感じられず、ギャップが生じるケース)
・外国につながる子どもがより分かりやすい/より心地よいことは、特別支援を要する子、不登校の子含めた”全て”の子どもにとっても同じなのでは?
・外国につながらなくても、元来一人一人が違っていて、多様である。

後半では、子どもにとっての本当の幸せを実現するために「私たちはどうあればいいのか」話し、当たり前を今一度問い直し、答えは簡単に出ないながらも”何か”に気付いたり。別日には「番外編」として、きっかけスピーカーがこれから地域でチャレンジしようと思い描いている活動についてシェアしました。