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【報告】明星大学との協働による海外教育プログラムを実施しました

2025年度、明星大学との協働による海外教育プログラムを実施しました。本プログラムは、大学の教育目標とCFFジャパンが長年取り組んできた国際協力・人材育成の現場を結びつけ、学生が社会課題を「自分ごと」として捉え、主体的な行動へとつなげる力を育むことを目的としています。

プログラムの舞台となったのは、マレーシア・ボルネオ島サバ州の都市部コタキナバルと農村地域パパールです。都市部では、フィリピン人移民(無国籍)集落を訪問し、現地NGOの活動を通して、制度と生活実態の乖離という社会課題に触れました。また、サバ大学では現地学生との交流を行い、同世代の視点から地域社会や将来について意見を交わしました。

滞在後半は、パパールにあるCFFマレーシア「子どもの家」を拠点とし、子どもたちとの共同生活を行いました。農作業や日常生活を共にしながら、ケアの実践や暮らしを体感しました。加えて、知的障がい者支援NGOの訪問や、パームオイル農園、環境保全型河川の視察を通じて、福祉・環境・経済が相互に関係する地域課題を多角的に学びました。

参加学生からは、「現地で出会った人々との関わりを通して、人は支援される存在であると同時に、誰かを支える側にもなり得ること、そしてその関係性の根底には他者への配慮や尊重があると実感した」という声が寄せられました。

本プログラムを通じて、学生は多文化・多宗教社会における課題を抽象的に理解するだけでなく、具体的な人々の生活と結びつけて捉え直し、自身の価値観や今後の社会との関わり方について考察を深めました。CFFジャパンでは、今後も高等教育機関との協働を通じて、実践と理論を往還する教育プログラムの開発と検証を継続していきます。