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【重要】2023年春シーズン海外プログラム再開にあたって (新型コロナウイルス感染症や健康管理・危機管理に関する方針)

 当団体の海外ボランティアプログラムは、新型コロナウイルス感染症のために2020年春シーズンを途中で打ち切ったのを最後に、これまで休止していました。

このたび、入国制限・行動制限が解除され、ワクチン3回接種済みであれば、現地への入国・現地での活動・日本への帰国がスムーズにできるようになりました。外務省の発出する海外安全情報でも、感染症危険度レベルは全世界でレベル1に引き下げられています。

また、2022年9月にテスト的に実施した現地でのプログラムを問題なく終えることができました。さらに、駐在しているスタッフや調査のために派遣したスタッフからの情報でも、現地での健康管理、現地住民等の理解について問題ないとのことから、2023年春シーズンより本格的に再開することとしました。

プログラムの実施にあたっては、参加者のみなさんの健康管理・危機管理について、以下のような方針で対応します。

●参加者のみなさんにお願いすること

1)新型コロナワクチンの3回接種

出国24日前までにワクチン3回接種済みであることが参加条件となります。2回のみ接種の方は3回目の接種をお願いします。特段の事情によりワクチン接種が難しい方は、現時点では参加が困難な状況ですがご相談ください。

※ワクチン接種の目的としては、参加者の健康を守るために加えて、現時点では現地で隔離なく入国するため、またスムーズに日本に帰国できる可能性を高めるために3回接種が必要となります。

2)海外旅行保険への加入

出発から帰国までの期間をカバーする海外旅行保険に必ず加入してください。詳細は申込後にご案内いたします。

3)出入国に必要なアプリへの事前登録

渡航時や帰国時に現地政府や日本政府が求めるアプリへの事前登録が必要になります。詳しくは事前研修等でご説明し、必要であればサポートします。

4)ほかの参加者と離れて過ごす可能性があることへの了解

現地ではほかの参加者等と共同生活をし、一緒に行動することが基本となりますが、体調が悪い場合は別室で過ごす等、ほかの方とは同じ活動ができないことがあります。集団生活の健康管理のためにご了承ください。

●参加者のみなさんをサポートできること

1)現地での危機管理

当団体ではフィリピンの活動地では1999年より、マレーシアの活動地では2007年より海外ボランティアプログラムを継続的に実施し、5,000人以上の参加者を受け入れています。これまでに培った経験、病院や関係機関とのつながり、今回あらためてコロナ対応のシミュレーションを活かして対応にあたります。

また、今回も現地に長年駐在している日本人、または定期的に現地に出張している日本人が責任者として引率し、現地のスタッフや旅行会社オルタナティブツアーと連携して対応します。

2)事前研修の実施

健康や安全に関して意識を高め、注意事項を理解していただくために事前研修を実施しますので、必ずご参加ください。参加がどうしても難しい場合は個別にサポートします。

3)事前・事後の相談対応

出発前や帰国後に体調が悪い場合など、ご相談ください。

4)海外が初心者の方へのサポート

コロナ禍で海外渡航ができず、海外が初めての方や久しぶりの方が多いと思います。海外初心者の方でも安心して渡航できるよう、事前研修で初心者向けサポート、また渡航に際してはプログラムリーダーが搭乗する便と同じチケットのご案内が可能です。

この3年間でオンラインでのコミュニケーションが飛躍的に普及し、自宅にいながらでも海外は身近になりました。しかし実際に現地に渡航し、現地の人たちと生活を共にし、交流・協働してこそ貢献できること、支え合えることがあります。現地でなくては体験できないこと、学べないことがあります。

参加者の皆さんの健康管理・危機管理には十分配慮し、コロナウイルス等の感染症を必要十分に警戒しつつ共存を図っていきます。

みなさまのご参加をぜひお待ちしていますので、不安や疑問についてはお気軽にご相談ください。