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【エデュケーションラボ】「私たちのwell-being〜デンマークの教育から〜」をテーマに開催しました。

第7回となるCFFエデュケーションラボが11月末に開催されました。

「子どもに関わる大人である”私”が、well-beingでないといけないのでは?」
この問いをCFFエデュケーションラボの皆さんとぜひ考えてみたく、昨年8月にデンマーク教育現場視察に参加した企画スタッフがきっかけスピーカーをさせていただきました。

視察で訪れた公立小学校の職員室。
機能的で明るくおだやかな雰囲気で設えられ、小さなキッチンも併設された 空間には、コーヒーやスナックはもちろん、マッサージチェア も(!)天気の良い金曜日午後3時頃の訪問だったが、朝から授業を担当した教員は業務を終えほぼ全員退勤していた。
森のようちえんでは、マインドフルネスワークショップを体験。
「私にとって自尊心と自信とは?」など内省を要するテー マを基に、森の中を歩いて頭をクリアにしていったり、パート ナーと語り合ったり。自分を知ることで、普段生徒や子どもとの関わりでの自身の傾向や引っかかるポイント、また強みにも気付くことになった。

[わたしたちのwell-being」をテーマに、グループで印象に残ったことを話し合いました。自分や自分が働く教育現場における大人のwell-beingはどうだろう? 国や文化、現場によって違いはあるもの。今ここに”あるもの”を見つけようとする、”ないもの”に気付いて新たに作り出す、どちらも大切なのかもしれない。そんな気付きを共有することができました。

 参加者の声
・”子ども”ではなく”大人”つまり自分のwell-beingについては、これまであまり考えたことがなかったので、新鮮だった。もっと自分を大切にしていい、そんなメッセージを受け取った。

・教員を目指しているが、労働環境の面など不安があった。今回参加して、色々な考え方で教育に関わっている先輩の話が聞けて、またこの仕事の大変さだけではなく魅力が伝わってきて、未来に希望が持てた。

先生や親が元気で生き生きしていれば、子どもは「大人になるのって楽しそうだな」と未来に希望が持てるのではないでしょうか。私もラボの仲間たちとのつながりに励まされながら、自分を大切にできる大人の背中を子どもたちに見せていきたいと思います。

<文責:高山>